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井ノ口洪太

Author:井ノ口洪太
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カメラを探しに

2007.12.28 未分類
bastilleとrépubliqueの間にはカメラや撮影機材の販売・レンタルの店が点在していると聞いて、ていくんとマチとカメラを探しにぶらぶらする。

いろいろ見て回って、2番目に入った店が一番良かったと引き返す。

IMG_4544.jpg


そこで出会ったagfaのハーフカメラを購入。29€。つくりは日本に置いてきたオリンパスのほうが良いのだけれど、かわいいから良し。
ていくんはフランス産のFOCAをお買い上げ。
久々に楽しい買物。

s-IMG_4862.jpg


その後まっつんの家にお呼ばれして晩御飯。ハンバーグごちそうさま。
この日は彼の誕生日だったのだが、なぜかホストが腕を振るう。ミンチから作る彼の料理は本当においしい。
誕生日おめでとう。良い一年を。
IMG_4567.jpg

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24

2007.12.24 未分類
クリスマスの予定を特に立てなかったので暇でしょうがない。

部屋にいるのもなんだかな、ということで外に出る。

サンジェルマン・デ・プレ教会のクリスマスミサにもぐりこむ。

8時、外に出て夜の散歩。久しぶりである。

サンジェルマン→コンコルド→シャンゼリゼ→エトワールと一通り歩いて、また暇になる。

満月だったね。

IMG_4523.jpg


つまらない予定すらないクリスマスは久しぶり。

ちださんに電話したらにぎやかにしてそうだったのでお邪魔することにした。

スイスに留学中のちださんのお友達と音楽学生にまじってワインをいただく。ごちそうさまです。

12時の鐘を聞きにノートルダムへ。

IMG_4538.jpg


正月の明治神宮みたいに人がいる。記念写真を撮って、鐘を聞いて帰る。

IMG_4535.jpg


しっかりクリスマスを満喫させてもらったところで寮に帰る。少し眠くなるまでと、ロビーでメールをチェックしていたら(部屋だとつながらないからね)、初対面の同じ寮の学生に絡まれる。
だいたい、ワイン瓶を笛にして、更に打楽器にしながらエレベータの扉から登場した彼らは誰が見たって立派な酔っ払いである。


今日はノエルだぜ?なにしっぽりパソコン見てんだよ。


と僕のラップトップを勝手に閉じて手を引く。

この手の強引さは嫌いではないのでついてゆく。

聞けば彼らは寮にやってきたばかりだそうで、しかもウーイとクワンの2人はイスライエル人で、クリスマスを祝うのは初めてだとテンションが高い。そのほかに**(ごめんどうしてもそれは発音できそうにない)と、クリスティーナとフローラと、本を書いているんだという妙齢の男性と外に出る。オニヴァー。

寮の近くにまだやってる酒場なんて見当もつかなかったが、あった。
パン屋の隣の昼間シャッターが閉まってる店は実はちょっとした盛り場だったらしく。エントリーを払い、上着を脱ぐ。

地下に降りるとまわりは全部黒人だった。そういう店だったらしい。おっとっと、知らんで入ったんかい。
音楽も普通のじゃなくて黒いレゲエが流れ、黒人のナイスミドルが沢山踊っている。

はじめはびびったけれど、なに、今日はノエルじゃないか。みんな楽しんでしまえばいいだろう。と踊ることにした。

4時ごろ、日本語を教えてくれとウーイにせかされながら帰る。

どこから来たの?とつぶやいた彼はこれは不思議な言葉だと言っていた。

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*

2007.12.21 未分類
irairaのコピー


vectorworksとvistaのせいになんかしないでさっさと手書きで描く潔さが必要だったのではないかと少し後悔。
少しずつでも情けなくても前に進まないと区切りも無くなってしまってしんどいばかりだ。
こうゆう悪循環は初めてではない。 こら。

後半はもっとがんばります。
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#209

2007.12.20 未分類
引越し騒動もおさまって、無事に元の寮に帰って来ました。

シテのmaison de avicenne イラン館の居心地はそんなに悪くなかった。

IMG_4168.jpg


デスクライトは好みのやつだったし、眺めも悪くない。
全面ガラスなだけに少し寒い。

茶色のインテリアも悪くない。

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健康診断を受けて、正式に滞在許可書を手に入れた。
レントゲンをみて、医者はすこぶる健康だといっていた。

あ、そうゆうわけで、僕は元気です。
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難民になるものの濃厚な日々

2007.12.05 made,in,paris
長い一週間。

11月28日
まず、寮を追い出された。
設備の検査だけのはずが、何か重大な問題が発見されたのか、警察から寮の全住民に退去命令が下された。

寮の前の道路は封鎖され、エントランス前のウッドデッキにある地下室への入り口からは湯気がもくもくと立ち上ってただならぬ雰囲気だった。あたりには消防、警察、市当局をはじめ、電気、ガス、等の公共機関もろもろの車が勢ぞろいしていた。

一服したり、スーパーに行ったり、カフェでお茶したり、晩御飯食べたりする程度では事態は当然収集するはずも無く、途方にくれる。

途中、ユイシからの連絡で彼の友人宅で飲むことになったのだけど、飲んでる途中に寮の復旧には3週間かかるとの連絡が入る。

やれやれ、フランス時間での3週間である。どうなることやら。今月末には、noël(クリスマス)が控えている。お祭り気分で作業が遅れないといいけど。せめて年内には帰りたいねー。

ユイシの友人、とうまくんはとても素敵なお方で深夜までいろいろ話せてとても楽しかった。中学の恋愛から建築の話、社会学から糸井重里まで。帰れないので朝まで泊めてもらった。



11月29日
行き場が無いのでAUSMIPの皆で集まり、マックで作戦会議。といっても誰がどの友達の家に転がり込むかといった、傍からみればまったく迷惑な話し合いの後、とりあえず時間をつぶしに学校の図書館へいく。

その後、特にやることも無いのではっちゃんが先輩経由で手伝いを頼まれた人の家に行く。
実はその人はまっつんの隣人のファッションデザイナーの大石さんで、僕も一緒にコンクールの作品のお手伝いをすることにする。

イエールという、ファッションの登竜門のようなコンクールなのだそうだ。
大まかなイメージを聞き、この日はマントにつけるロゴの製作をした。
朝方完成し就寝。



11月30日
昼ごろ起きだして、とりあえずcitéが用意してくれているという代わりの寮に荷物を移動することにした。
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せっかくなので記念撮影。
簡単な衣類にパソコンとカメラが入った荷物は重く、到着とともにつかれきる。身軽であることは重要だ。

この代わりの寮は、cité内にあるイラン館(maison de Avicenne)で、今回の事態で廃墟になっていたこの建物を急遽人が住めるように復活させたらしい。
話によるとジャン・ヌーヴェルのお師匠さんの作品だそうだ。しかし、広すぎる廊下や60センチしかない扉、家具の納まらない斜めの平面など良くわからないところも多い。外の螺旋階段と、空中に浮いた2つのボリュームの感じがナイス。
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7時、大石さんの作品の撮影だということでついていくことにした。マレのはずれの教会前で撮影。カメラマンのマチアスと一緒にバシャバシャ撮りまくる。暗いし、光源のバランスも崩れていたが、レンズとカメラの性能に助けられ、何とか撮れた。
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写真はまだ作品が未発表なので公表できないけど、作者の許可が出たらそのうち、ね。

その後バスティーユのマチアスのお母さんがやってる飲み屋でシャンパンをあけ、そのままマチアスの部屋になだれ込む。

今まで見たことのないくらいのセンスあふれる素敵な部屋だった。
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ガレージを改装したような部屋でガラクタがそこらじゅうにあふれているのだけれど、居心地が良い場所が沢山あった。どんなに設計が上手になったってこんないかした部屋はつくれない。
そんなお部屋で育ったマチアスは超がつくぐらいに気持ちの良いやつで、カメラマンの見習いをしているという18歳。カメラのコレクションを見せてくれた。
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写真は左からていくん、はっちゃん、まりこさん、なおこさん、そしてアブ氏。
しばし歓談したあと、マチアスのお母さんがお店で出してるサンドイッチを食べた。
これはパリに来てから冗談抜きで一番おいしい食事だった。

2時を過ぎてメトロも無く、バスティーユからまっつんの家があるクリメまで歩いて帰る。
途中雨に降られたが、尽きぬ話をしながら歩けばあっという間につくものだ。




12月1日〜4日


スキャナを用意して、いよいよ本格的に作業を始める。
服のプレゼンテーションは初めてだったが、大石さんもやりたいイメージを出来るだけ多く伝えようとしてくれたのですぐに作業に取り掛かれた。

この日から提出までの4日間が、今ではまるで一続きのように感じられる。そうゆう濃い時間に立ち会えたことはとてもいい経験になったと思う。

まず、大石さんの脇を固めるメンバーの分野の広がりには驚いた。縫製、アイロンなどのサポートをする服飾系の友人に、作品を論理的に分析し、更に毎晩ごはんを作ってくれた大石さんの隣人であり美学をやってるまっつん、そしてその友達でショーの音楽を作る人、若いカメラマンのマチアスに、そしてまっつんの友人でなぜかプレゼンの手伝いをすることになった建築学生の僕ら。
なんだこの広がり具合は。日本にいたってこんなに集まらない。
それも、これも彼の人柄の魅力なのかな。

本を作るにあたっては今までやってきたテクニックをフル活用することが出来たし、仕上がりも満足なものが出来たと思う。

それから面白かったのは、作業を進める中で締め切りが近づいてもぎりぎりまで内容を充実させようとする大石さんと、残り時間に出来ることを考えるぼく(いつもは逆のはずなのにね。へんなの。)

とか、

オンリーワンの価値観を追求して感覚に選択肢を委ねるファッションと、冷静に選択肢を洗い出し、その中の最適解を選んだり解決策を練るぼくらのやり方の違い

とか、

その手で実際に作品をつくり、モノで人に訴えることの出来る彼らに対して、基本的に学生の間は計画案ばかりを練る建築学生考え方の違い

とかがいろいろ見えたこと。異分野交流って面白い。

客観的に見てもとても新しくて素敵な作品が出来たと思う、ぜひ一次の予選を突破してほしいものだ。
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